不倫の恋で惨めな女にならない為の既婚男性を愛す時の心構え

不倫はいけないことと頭ではわかっていても、
さまざまな理由によって迷路に引き寄せられてしまうことはよくあることです。

不倫の恋は、彼と会っているときと離れているときの感情の差が激しいのが特長です。
逆に言えば、普通の恋のように会いたいときに会って、未来に希望が持てないからこそ、会っているときの喜びが増幅されるのです。

離れているときに抱く感情にはさまざまなものがあります。
そしてそのほとんどがネガティブな内容であることは言うまでもありません。

脳が自動的に行う思考の大半がネガティブ思考ですから仕方ないことです。
しかしこうしたネガティブ思考がやがて自分自身を「惨めな女」という感情を引き起こします。

「惨め」という感情は対人関係や行動に支障を来すようになります。
自己否定を繰り返すような日々になってしまっては、人生を台無しにしてしまうことになります。

あなたが生まれてきた目的は「多くの経験をすること」です。
不倫という経験もあなたにとっては貴重な経験のひとつです。
しかしマイナスの感情を引きずった状態では、あなたの人生にプラスに働く経験にはなりません。

たとえ不倫の恋であったとしても、自分の人生に貴重な経験として刻むことが大切です。
そのためには「惨め」という感情を持たないことが大切なんです。

惨めな女という感情は単なる思い込みに過ぎません。
考え方の幅を広げるだけで、そうした負の感情を抱かないようになりますので参考にしてみてください。

より多くの行動の制限があることを心得る

どんな恋であっても彼やあなたの環境によって行動の制限やお互いのルールが存在します。
しかし不倫の恋ではその制限やルールが明らかに多くなるということを自覚してください。

不倫はバレないことが大前提となります。
人目につくような場所で食事をしたり、腕を組んで街を歩くだけでもバレるリスクが高まることは当然のことです。

メールや電話での連絡も制限されます。
好きなときにメールしたり、寂しいからといって電話で声を聞いたりなんてことも制限されます。
緊急に連絡したいときであってもそれは同じです。

彼の誕生日やクリスマスといったイベントを楽しむこともできません。
普通の恋人同士のように二人でいっしょに過ごすことに憧れるかも知れませんが、その望みが叶えられることはほとんどありません。

誰にも相談することができなかったり、会っていた証拠はすべて破棄しなければいけないなど、
さまざまなことを我慢したり気を使ったりしなければなりません。

このように不倫の恋には不倫特有の行動制限やルールが存在するのです。
あらかじめ覚悟ができていないと「どうして私だけが…」という感情が沸き起こってしまうことになるのです。

でもよく考えてみてください。
世の中の常識や当たり前だと思っていることのほとんどは、良い・悪いで判断することではありません。
単にそうした行動をとる人の数が多いだけのことです。

「みんなといっしょ」に価値なんてありません。
みんなと違う行動にこそオンリーワンがあるのです。
みんなといっしょ＝代わりはいくらでもいる、ということになるのです。

ですから惨めになる必要なんてまったくありません。
あなただけのオンリーワンなんですから。
結ばれた日を毎月祝うことの方がどれだけ価値があるでしょう。

感情をコントロールする

人間は感情の動物です。
感情があるから人間らしく生きられます。

不倫の恋では出来事のひとつひとつに負の感情が沸き起こります。
会えないだけでも「寂しさ」という感情に押しつぶされそうになります。
そしてその感情をときに彼にぶつけてしまうこともあると思います。

そうした感情の起伏によって彼との関係に溝が生じて、次第に心が離れていくことだって少なくありません。

感情は脳が行う思考です。
脳の中に溜め込まれた知識や経験がその土台となっています。
知識や経験が少ない場合では、どうしても考え方の幅は狭くなってしまいます。

出来事に対処する考え方のレパートリーが少ないと、それを良い・悪いという判断思考が働きはじめるのです。
悪いと判断したときに負の感情が芽生え、その感情が悪い方悪い方へと考えを張り巡らせていくことになります。

感情のコントロールというと、とても難しいことのように思ってしまうかも知れません。
でも実はそんなことはないのです。
コントロールとは、逆説的な考え方を用意しておくことなんです。

「私のことより家族との時間を優先している」という出来事があったとします。
こうした場合には「大切にしているのは家族」という考えが浮かび、辛い、悲しい、という感情が沸き起こります。
そしてやがて「なぜそんなことするのか」という考えに至り、文句を言う、もう会わない、という行動に出てしまうのです。

でもそこで当事者から第三者へ立場を移動してみてください。
「家庭を大切にする優しい人」という考え方が出てくると思います。

もしも彼といっしょになることができたなら、それは確実にあなたにもたらされる幸福です。
普通の恋では測ることのできない未来予想ができる、という考え方を持つだけでも感情はコントロールできるのです。

彼の奥さんに嫉妬してはならない

彼に家庭がある場合の不倫の恋では、相手に奥さんがいることは前提条件となります。
そんなことわかりきっていることではあっても、どうしても自分と奥さんを比較してしまうことが起こります。

脳の思考の特長に「比較思考」というものがあります。
日常的に何かと何かを比較する思考が自然行われているのです。
どちらが安いか、などはその典型的な例です。

脳は比較する対象物をつねに探しています。
しかしそれは自分の判断に自信が持てないからなんです。
脳は損得を判定する機能が働いていますので、自分が損をしないようにしているのです。

でもよく考えてみてください。
本当に得をする人は、損を受け入れることのできる人です。
「損得」でも最初にくるのは「損」です。「得損」という言葉は存在しません。
「損して得とれ」「負けるが勝ち」などのことわざだって、つねに損からはじまることを示唆しています。

このように脳が自動的に行う思考と、あなたが本当に望む幸福とは相反する関係にあります。

嫉妬は相手と比較しているから起こる感情です。
ですから嫉妬から幸福になることはないということです。
まったく無意味なことにエネルギーを使うことをやめるだけでも幸福に近づけるのです。

彼からの言葉を素直に信じないようにする

不倫している男性の多くはその場しのぎの言葉を口にしてしまいがちです。
騙すつもりでも、嘘をつくつもりでもありません。
その場ではその言葉通りにしたいと感じただけのことです。

言葉はとても強い意味を持ちます。
言葉は自分以外の人に意思を伝えるためのものですから、相手はその言葉で自分を理解しようとするのです。

でも恋愛関係や不倫関係の間柄ではそれらの言葉を鵜呑みにするわけにはいきません。
そのときの状況や感情によって、つい口をついて出たなんてことは往々にしてあることだからです。

ですから言葉はやたらと発してはならないのです。
頭に浮かんだ言葉を一度飲み込んで、相手の反応を察してから言葉を吟味して発することが正しいのです。

言葉は簡単に使えるツールであるとともに、非常に危険をはらんだツールであることも事実です。
そのことを理解してあげれば、彼からの言葉を素直に信じることをしないことが大切だということがわかると思います。

「待つ女」こそがもっとも惨めな姿

恋愛は視野を極端に狭くします。
彼のことだけを考えてしまうようになるからです。
誰でも起こりうることですが、とても危険な兆候であるともいえます。

不倫の恋では会える時間に制約があります。
会えない時間の方が圧倒的に多くなります。
その間、いつも彼のことを考えていたのでは間違いなく依存体質に陥ってしまいます。

「待つ女」という認識を持つことが何より自分を惨めにしてしまいます。
ですから、会えない時間に彼をことをできるだけ考えないような工夫をするべきなんです。

仕事に励む、趣味を持つ、同僚と出かけるなど、できる限りひとりの時間を持たないようにすることです。
しかもこうした時間によって充実感や安らぎを与えてくれることだってあります。

人生に大切なことは経験です。ひとりでモヤモヤした気持ちを持って過ごすより、経験を積むことに時間を使うべきなんです。

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