不倫で寂しいと思う瞬間と寂しさや孤独感が無くならない理由

「不倫は蜜の味」とも言われていますが、果たしてそうなのでしょうか？

人目をはばかり逢瀬を交わす、そんな背徳を味わう不倫は確かに得られる高揚感も強くなるはずです。

しかし、快楽とは反対に辛くて心苦しく感じる瞬間も多くあるはず。

優と鬱が背中合わせにあるのが不倫だと言えるのです。

そんな不倫関係は何をしている時であっても、ふとした瞬間に「寂しい…」と感じてしまいませんか？

こちらでは不倫で寂しいと思う瞬間と寂しさや孤独感が無くならない理由を紹介します。

不倫で寂しいと感じる瞬間は？

不倫を経験したことがある人ならわかる、寂しさと虚しさを感じる瞬間。

人知れず辛い思いをされていた人も多いのではないでしょうか。

では、どんな時に寂しさを感じるのかをいくつか紹介していきましょう。

会いたいときに会えない

配偶者や家族がいる既婚者が相手となれば、会いたくなったとしてもすぐ会いに行くという訳にはいきません。

不倫において最低条件として言われるのが、決して相手や自分の奥さんor旦那さんに秘密の漏洩をさせないこと。

言い換えればお互いに目立った行動はせず、バレるようなことは控えようという事になります。

となれば当然、相手に会える日や時間帯、また場所などの制限がかかるのも当然の事。

そんな会いたいときに会えないだけではなく、ちょっと電話で声が聞きたいというときにも相手の状況によっては対応できるかどうかも分かりません。

不倫とは自由な恋愛とは違い、そんな不都合を感じる場面が多々あるのです。

そんな時、過去の恋愛を振り返り、今の自分との比較をしてしまうのが女性の心理。

今している恋愛がこれまでの通常の恋愛とは違うという事を実感したときに、そこに大きな寂しさを感じる人も少なくはないでしょう。

季節毎のイベントが楽しめない

恋人同士楽しめる1年のイベントとして皆さんは何を思い浮かべるでしょうか？

12月はクリスマスに2月にはバレンタイン、お互いの誕生日に他にも記念日などなど。

通常なら恋人同士のふたりにとって楽しいイベントは一年の中でもいっぱいあり、イベントを重ねた数が2人の心の距離をより近づけていくことになります。

しかし、会いたいと望んだとしても会うことのできない不倫カップルとなれば、重大なイベントも2人きりでお祝いできるとは限りません。

クリスマスや誕生日に不倫相手の「現在」を想像するだけでも、心が締め付けられる感覚に陥る女性も少なくないでしょう。

街中はクリスマス一色、煌びやかなイルミネーションに照らされた仲睦まじいカップルだらけの中を一人で歩くとなったら、そんな周囲との温度差に疎外感を感じる事は避けられません。

もしかすると、来年こそは恋人と一緒にという明るい未来を想像させる独り身の人達よりも、もっと大きな寂しさを感じることもあるのではないでしょうか。

相談できる相手もいない

不倫は幸福感だけでなく悲壮感も多い、それは経験者以外でも容易に想像できるはずです。

そんな時には誰かにその不満のひとつでも口にしたいところ。

しかし先述したように不倫はバレない為にも秘密であることが絶対条件になります。

ですから既婚相手との関係にあなたが悩んだとしても、これまでの恋愛のように友人へ気軽に相談するというわけにもいかないのです。

たとえ直接不倫相手との関わりがなかったとしてもSNSの普及が進んだ今、誰がどこでどんな接点があるのか分からない以上、友達であれ不用意に不倫相手との関係は話すべきではありません。

また、例え不倫の悩みをを打ち明けたとしても、その友人から反対されたり軽蔑されたりするというリスクも考えられます。

そうなれば大切な友人を失う事にも繋がりかねないでしょう。

誰一人として応援されず望まれない恋愛ほど寂しいものはありません。

そんな時、誰にも話せないという疎外感から寂しさを募らせる方も多いのではないでしょうか。

なぜ寂しさや孤独感が生まれてくるのか

寂しさを感じる瞬間は上述した以外にも、いろんなシチュエーションで感じるはずです。

でも、その寂しいという感情はどこから生まれてくるのでしょうか。

ここからは寂しさや孤独感が無くならない理由を考えていきたいと思います。

自分の気持ちを押し殺さなければならない

不倫をしている女性が寂しいと感じる根本的な理由として、自分の思い通りにはならないからという事が挙げられます。

それは相手から与えられるのを待つという2人の関係性になってしまっていることが原因だといえます。

例えば、相手の都合に合わせ予定を立てているのであれば、空いている先の予定を入れようと考えても、もしかして彼が会いたいと言うかもしれないという意識が働きます。

そうなると相手を優先とし自分予定を入れられなくなるという人もいるでしょう。

また、突然の予定にも対応できるようにと準備をしていたとしても、結果的に彼からの連絡がなければ落胆してしまう事も簡単に予想できます。

このように自分が望むようにならないという苛立ちが、少しずつ寂しい気持ちへと変化させてしまっています。

だからといって自分自身では関係の改善が出来ず、これまでと同じように与えられるということを待ち続けている果てに、相手へ強い恋愛依存をする状態になってしまいます。

そうなれば、「一緒にいる時は幸せだけど、一緒にいない時は辛い」という気持ちになってしまい、寂しさや苦しさを感じるのでしょう。

罪の意識から

不倫の関係に嵌るまで、少なからず相手の家族や周囲に対しての罪悪感を感じていたはずです。

世間の風潮としても「不倫は悪」として描かれることが多いように、深層心理には罪な行為をしているという気持ちが誰にでも存在しています。

しかし2人で居る時は嬉しい気持ちが強く働くことで罪悪感は影を潜めており、一人になって冷静さを取り戻したときに罪悪感が顔を覗かせるのです。

そのため罪を意識しなくとも一人になった時などに心のモヤモヤを感じ、その原因を追求するうちに「寂しいから」という答えを導き出してしまうと考えられます。

罪悪感を捨てるのは難しいことで、無くすことは不可能に近いです。

であれば一人の時に考えすぎることなく、彼といない時も彼と一緒に居る事を想像することで罪の意識は薄らいでいくのではないでしょうか。

彼を大切に思うからこそ

寂しさや孤独感を感じる一番の要因、それは彼のことが好きだからという根本的な感情があるからこそだといえます。

上述した寂しさを感じる2つの理由も、元を辿ればこの感情から派生しているのです。

好意を寄せる彼だからこそ、相手の立場や気持ちになって物事や言動を考える。

そうなると自分自身の本音を抑制せざるを得なくなり、それが寂しさや孤独感を生み出しているのです。

だから不倫における寂しさや孤独感は、相手を想う気持ちの強さの表れといえるのではないでしょうか。

もし孤独に押しつぶされそうになった時には見方を変え、それだけ彼の事が好きなんだと前向きに捉えることが出来れば、少しは寂しさも和らぐのではないでしょうか。

人間だもの

いかがでしたでしょうか。

寂しさや孤独感を感じるのは、コミュニティで生活をする人間としての本能であるため、完全に払拭することは出来ないでしょう。

もし既に一抹も感じないという人は、人間としての感情が欠如しているのかもしれません。

寂しさや孤独に悩むのでなく、それをも原動力に変えるような気持になれば、今まで以上に世界が明るく見えるはずです。

幸と不幸が共存しているのは不倫だけでありません。

それをしっかりと心に留めておいてほしいと思います。

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