不倫からの結婚はある？男性の本音8選

結論から先に申し上げます。男性の本音から推察しますと、不倫が結婚へと発展する可能性は非常に低いと言わざるを得ません。

圧倒的多数の男性心理では、家庭が最優先で、離婚をするつもりもないし、不倫以上の関係を望んでいないのです。

もちろん可能性がゼロではありませんが、不倫をする男性心理の多くは「不倫相手との結婚」を望んでいません。

そのことはあなたもうすうす気がついていたことかも知れません。

もしも「幸せ＝結婚」と考えているのであれば、今の不倫相手と幸せになることは難しいことです。

そこで今回は、「男性が不倫相手との結婚をどのように考えているか」についての本音を探っていきます。

子供に対する執着心

彼にお子さんがいる場合はあなたとの結婚の可能性は非常に低いかも知れません。

奥さんとの血の繋がりはありませんが、子供とは紛れもなく血縁関係になります。

この血の繋がりというものは、経験しなければわかりませんが、目に見えない絆で深く結ばれています。

生まれたときからずっと同じ環境で生活を共にしているわけですから、愛情が生まれるのも当然のことです。

不倫をしている男性の多くに子煩悩な方が多いのです。後ろめたさのようなものによるところもありますが、子供に対する執着心は強いとも言えます。

あなたに対する愛情とはまったく別の感覚のものです。比較するようなものではありません。愛情の種類が違うのです。

ですから、子供と離れてあなたと結婚する考えはほとんどないといってもいいでしょう。

それほどまでに子供との絆は強いものなんです。

今の環境を変えるつもりはない

脳が行う思考の特長のひとつに「環境を変えたがらない」というものがあります。

脳の思考の目的を自分自身を守ることです。環境を変えることは楽しみもありますが、その反面煩わしさも伴うことになります。

思考の７割はネガティブに考えるようにできていますので、楽しみよりも煩わしさにスポットが当たってしまうのです。

もちろんあなたのことは大好きです。あなたと過ごす時間はワクワクしたりドキドキできる、彼にとって心地よい時間であることは間違いありません。

でも、いざ今の家族や生活を捨ててあなたと結婚することは、相当の覚悟が必要になります。

さまざまな問題をひとつひとつクリアしていかなければなりません。そうしたものがすべて煩わしさになってしまうのです。

それはあなたに対する愛情の深さとはまったく別の問題です。「奥さんと別れて私と結婚してくれないのは愛情がないから」と思うかも知れませんが、それはまったく違います。

脳の思考が環境を変えることをさせないようにしているだけです。

ですから今の環境から逃れたい、今の環境を変えたいという強い気持ちがない以上、あなたとの結婚を前向きに考えることは難しいのです。

結婚してもまた同じことの繰り返し

彼はあなたとの結婚を考えていないわけではありません。ふとした瞬間に奥さんと別れてあなたと結婚したらどうなるかということを考えています。

ただ、それがいい方向にイメージできていないのです。

多くの場合、奥さんと結婚するまではあなたに対する愛情と同じようなものがありました。

しかし一緒に生活を共にするに従い、マイナスの部分がクローズアップされるようになり、いつしかその時の愛情が冷めていったことを経験しています。

理想の人間なんて存在しません。自分の好きな部分だけのパートナーなどいるはずもないのです。

ひとつ屋根の下で生活するようになれば、どうしても意にそぐわない場面を目にすることになります。そのことを脳が記憶しているのです。

限られた時間であれば、お互いの好みを演出することはできます。嫌われないために彼につくすことだって可能です。

でもそれを24時間、365日続けることは限りなく不可能に近いのです。

あなたも彼もまったく別の環境で生まれ育ってきました。

お互いを理解し、同化させるためには出会った年齢と同じ月日が必要だと言われます。

27歳で出会ったならば27年間一緒に生活してはじめて認め合うことができるということです。

別の言い方をすれば、嫌いな部分が気にならなくなるということです。

このようなことから、あなたと結婚をしてもまた同じことの繰り返しになることが彼の中にあるということです。

むしろあなたのことは嫌いになりたくないと思っているのです。

人からの評価を気にしている

いまどき離婚はとくに珍しいことではありません。性格の不一致などを理由にしますが、性格が一致することはあり得ませんので、単なる言い訳でしかありません。

要は好きな部分よりも嫌いな部分がはるかに上回ったというのが正直なところでしょう。

「好き＝尊敬」ともとれます。尊敬できる部分があるからこそ好きでいられるのです。

自分にないもの、自分が憧れるもの、他人からの評価、などによって尊敬は形づくられます。

このように相手に対する愛情が冷めきった場合の離婚であるならばいいのですが、そこに不倫というものがあると世間の風当たりは若干違ってきます。

不倫による離婚は一方的に不倫した側が悪者扱いされます。いまどき離婚は珍しくないこととはいえ、社会的信用に影響がないわけではありません。

とくに女性の目には厳しいものがあります。女性の部下を持つような場合には社内の雰囲気は悪くなる場合もありますし、昇進に影響する場合もないとは言い切れません。

男性はどこかで不倫による離婚はリスクと捉えているところもありますので、社会的地位の場合は離婚を避ける傾向にあります。

不倫は遊びでしかない

非常にショッキングな事実をお話しします。不倫をしている男性の本音の多くに「不倫は遊び」という意見が多数を占めています。

恋愛関係において「遊び」という言葉は、侮辱されたような感覚にとらわれます。

しかし遊びという概念を別の見方をしてみてください。「遊び＝楽しい」です。

趣味などでもそうですが、自分が一番楽しいと思えるときは時間を忘れて没頭することができます。

生活の中でこうした時間はごくわずかです。ほとんどの時間は「しなければならない」ことで埋め尽くされています。

だからこそこうした時間がとても大切なんです。

あなたとの時間がたとえ「遊び」だとしても、彼にとってはとても大切な時間だし、それがなくなることは生活自体に潤いがなくなることを意味しています。

ただし、秘められた関係であるからこそ「遊び＝楽しい」が成立するのです。

もしも奥さんと別れてあなたと結婚したなら、いつしか潤いがなくなり、ギスギスした状態になることは予想できることだと思います。

金銭的な問題が頭をよぎる

不倫による離婚では金銭的な問題をクリアしなければならなくなります。

裁判費用や慰謝料などは覚悟しなければなりません。お子さんがいるのであれば養育費をこの先ずっと払い続けることになるでしょう。

金銭的に余裕があればまだいいのですが、多くの場合は経済的に苦しむ結果となります。

あなたと結婚できたとしても経済的な問題がついて回ります。あなたが描く結婚生活とは違ったものになるかも知れません。

理想と現実のギャップにさらされ、次第に二人の仲に微妙な亀裂が生じることも少なくありません。

これほどまでに金銭的問題は大きなウエイトを占めます。理想やきれいごとでは済まされない現実があります。

こうしたリスクを背負ってまで離婚を決意し、結婚することを選択する男性は非常に少ないと思われます。

誰しも「平穏無事」であることを最優先するようにできています。

家庭と不倫はまったく別の領域

以前「脳内メーカー」というものが流行りました。脳の中にどんな考えがどれだけ存在しているかというものです。

不倫をしている男性の場合、家庭と不倫はまったく別の領域で存在しています。

愛情などがいい例で、家庭で妻や子供に抱く愛情と不倫相手であるあなたに抱く愛情はまったく別の種類なんです。

違う次元のものですから戦わせることも、比較することもできないのです。

正直なところ、「どちらを選ぶ」ということも当てはまりません。それぞれが独立して存在しているわけですから、どちらにも愛情を注いでいるわけです。

ですからいくら一本化させようとしても難しいことになります。脳の中に記憶や思い出が残っている以上、どこかにそれが存在していることになります。

結婚できたら本当に幸せになれるか

ここまでお読みいただいて、「結婚できたら本当に幸せになれますか」という質問にどう答えられますか。

「大丈夫、必ず幸せになれる」と言い切れるのであれば、結婚に向けて進んでいけばいいと思います。

でもひとつでも心に引っかかることがあったなら、もう一度よく考えてみることをお勧めします。

しかしすべては考え方次第なんです。世間によってつくられた常識にとらわれているだけかも知れません。

常識とは、正しいか間違ってるかではなく、数が多いだけのことです。

多数派の意見に従うか、自分らしくオンリーワンを通すかだけのことです。

さまざまな考え方があると思います。結婚して、子供を育てて、一生を共に過ごすことが常識であるとすれば、別の考え方があっていいと思います。

大切なことは、彼を尊敬できるかどうか、二人で過ごす時間をワクワクできるか、彼を愛することで自分が成長できるか、だと思います。

どんな道を選択されても間違いは存在しません。

あなたの人生は唯一、あなただけが決められるのですから。

-略奪愛・振り向かせたい