不倫で妊娠した時の対処８つ

不倫している彼の子を妊娠。想定外の事態にパニック状態になり、頭の中が真っ白になることは仕方ありません。

さまざまな不安が頭をよぎります。でもどうするかを決められるのはあなただけです。
まずは自分に正直になることです。自分はどうしたいのかという心の声に耳を傾けることが大切です。

今回は不倫している彼の子を妊娠してしまった時の対処法についてご紹介します。

まずは妊娠の事実を確認しましょう

妊娠したかもという想像段階で彼にそのことを相談することは避けましょう。

妊娠の可能性だけで別れ話に発展することもあるからです。そして別れた後に妊娠が発覚すれば目も当てられない事態なってしまうからです。

最初はドラッグストアで妊娠検査キットを購入して調べます。妊娠検査薬で妊娠の陽性反応となっても、まだ彼には妊娠したことは打ち明けないようにしましょう。

産婦人科で検査を行い妊娠の事実を確認します。そして自分が何週目に入っているのか、妊娠したのはいつごろか、出産予定日はいつ頃なのかについても確認します。

彼と真剣に話し合う

告白するときは細心の注意が必要です。彼もパニックになるはずです。予想もしなかったような言葉や行動に出ることもあります。

いろいろな状況をシュミレーションしておくことで冷静に対処することができます。
今後も彼との関係を続けていきたいのであれば、伝え方に十分配慮する必要があります。

彼と奥さんとの夫婦関係の状態でも変わってきます。冷めきっていて離婚寸前なのか、家庭が比較的円満なのか、状況によって彼の反応は違います。

冷めきっていて離婚寸前なのであればストレートに事実を伝えてもいいと思います。

ただし、そうした状況であっても彼は動揺するはずですから、妊娠を伝える時に感情を含んではいけません。「嬉しい」「困った」「どうしよう」などを伝えると、彼の動揺に拍車がかかってしまいます。事実だけを伝えるにとどめましょう。

事実を伝える前に「もしも私が妊娠したらどうする」という仮定の話を振って、彼の気持ちを確認するのもいいでしょう。

前向きな答えが返ってくれば事実を伝えます。明らかに動揺したり、否定的な言葉が返ってくるようでしたら、その日は事実を伝えず改めて伝える日を設定します。

彼が家庭を壊す気がないようであれば、妊娠は別れのきっかけになる確率が高いことを自覚します。

この場合は、相談するように伝えたり、彼に迷惑をかけないことを伝えたり、彼の立場に立った伝え方をするのがいいでしょう。

動揺している相手に拍車をかけるような言い方をしては、彼はどうやって逃げるかを考えるようになります。

そうなってしまって確実に別れになることは目に見えています。

ですから今後も彼との関係を継続したいのならば、伝え方にも気を使う必要があります。

産むかどうかを考える

考え方として大切なことに今後、彼との関係をどうしていくのかがあります。

関係を維持していくのか、それとも別れるのかということです。

妊娠は偶然の出来事ではないかも知れません。不倫という今の状態を考える機会を与えられたのかも知れないのです。

人生は一度しかありません。あなたの人生において未来をより有意義にしていくための選択は何なのかを考える機会です。

子供のこと、彼とのこと、そして自分自身の将来についてです。

どんな選択をしたとしても「間違い」はこの世には存在しません。何かの選択に迫られて、選択した結果が思い通り出なかったとしても間違いではないのです。

脳による思考は「正しいか間違いか」を決めたがる性質を持っています。正しいと判断できる結果を得たときには喜び、そうでないときには後悔するというのが常です。

でもそんなことはありません。どんな選択をしてもそれはすべて正しいのです。

後悔することによって前向きな考え方が失われ、悩みや落胆にさいなまれるようになります。それがあなたの人生の邪魔をするのです。

ですから後悔という言葉は頭の中から消し去りましょう。反省はしても後悔をする必要はまったくないのです。

脳が勝手に行うことであって、あなたの無限の未来には何ら関係のないことです。

彼とこれからも関係を続けるのかを決める

選択肢は３つです。このまま不倫関係を続ける、彼と結婚する、完全に別れる、になります。

このことは子供を産むか産まないかにも密接に関わってきます。

この問題のカギを解く要素のひとつに「彼に妊娠を告げたときの彼の対応」にあります。

彼がどのような対応をしたかによって、あなたの彼への気持ちにも変化があるかも知れません。

逆に言えば「妊娠」をきっかけに、彼の本心をあぶりだせたともとれます。

男性の立場を理解したとしてもそのときに発した言葉や態度がどういうものであったかが重要な要素です。

想定外の出来事でパニックになっていたとしても、そこには彼の本音が見え隠れしています。

冷静にその内容をつぶさに見ていればいいのです。大切なのは人間性です。保身なのか、それとも愛情なのか、何がそこに見えたかにあります。

認知させるかどうか

ここでひとつ大切なことをお話ししておきます。

もしも一人で産んで育てるシングルマザーの選択を考えているときに必要なことです。

シングルマザーとして育てていくことは重大な決心が必要です。

さまざまな難関が待ち構えていることは間違いありません。経済的なこと、世間のこと、家族との関係性、育児のこと、そしてあなたの未来のことなどです。

これらについてはほぼすべてが未経験の出来事ですから、その都度パニックを起こすことが予想されます。

そうしたなかで現実的な問題としていちばん大きいのが経済的なことです。国や自治体の制度があるといってもまだまだ十分ではありませんし、経済的な問題によって苦しむことが少なくありません。

そこでひとつの方法が「認知」です。認知をしてもらえば彼に扶養義務が発生し、養育費の請求をすることができます。

子供の将来を考えれば認知してもらうことは大切なことです。

相手が認知をしてくれない場合には、強制認知(裁判認知) という方法もあります。

認知をする場合には彼の奥さんもその事実を知ることになります。ですから彼の奥さんと話をする必要性があるということです。

とても気の重いことですが、子供のことを考え、子供のためにやることだという強い決意をもって望むしかありません。

認知によって状況が一変する可能性だってあります。

あなたの存在が明るみになって、しかも子供までできたとなれば、彼と奥さんの関係は今までどおりではなくなる可能性も高いからです。

中絶を決意したとき

中絶をするのであれば時間と期限が限られます。

母体保護法第14条という法律により、中絶手術は22週目までにしか行うことができません。22週を過ぎると、どこの病院に行っても中絶手術はできなくなります。

時間の経過とともに、母体への影響や中絶するための費用の負担が大きくなっていきます。

妊娠5週目から12週目までなら比較的母体も費用も負担が軽く済みます。

中絶費用は妊娠初期であれば15万円ほどです。彼にも負担してもらうことは当然のことです。

そして大切なことは中絶後のあなたの考え方です。中絶した後、彼との連絡が一切取れなくなったというケースは珍しくありません。

それはある意味、不倫と決別するいい機会を与えてもらったのかも知れません。

同じ過ちを繰り返さないことが、生まれることができなかった子供への償いになります。

中絶は心身に大きなダメージをもたらします。

とくに心のケアは必要です。周りにサポートしてくれるような方がいなかったとしても、セルフケアによって心をリセットすることはできます。

大切なのは後悔の念を抱かないことです。あくまで人生の転機と考え、過去ではなく未来に向けた希望や夢を抱いてください。

産んで育てることを選択したとき

産んで育てる道を選択する場合は、たくさんの試練が待ち受けていることを覚悟することです。

シングルマザーでなくても子供を育てるということは未知の出来事ばかりです。精神的な葛藤を余儀なくされると思って間違いありません。

頼れる家族などが側にいない場合は、すべて自分ひとりでやることになります。

ですから相当の覚悟が必要だということを十分に理解しておいてください。

でも子供の成長に対する喜びは、そうした苦難をはるかに超えるものがあります。

ただそれを本当に実感できるのはある程度子供が成長した段階です。

日々の中では喜びと苦難を繰り返す毎日です。

子供を育てるときに大切なことは「なぜ」「どうして」という疑問をできる限り持たないことです。

まったく経験のないことにチャレンジするわけですから、わからないことだらけになるのは当たり前です。

そこへ「なぜ」「どうして」などと疑問を投げかけても答えが出るはずがありません。

答えの出ないことを考えることで迷いや悩みになってしまうのです。

ですから目の前の出来事をすべて受け入れるようにしてください。そしてまたひとつ新しい経験を積めたことを喜んでください。

人は何の目的で生まれてきたのか。それは「経験」という貴重な宝物を得るためなんです。

理想的な不倫関係の末路

彼が奥さんと別れてあなたと一緒になる。そして生まれてきた子供を二人で育てる。

それが今回の「妊娠」という出来事の理想の結末ではないでしょうか。

ただ現実にはその理想を実現することは難しいと言えるでしょう。

もしもそれが現実のものとなったとしてもただ喜んでばかりはいられません。

彼の家族からすれば青天の霹靂のようなことです。自分たちの軽はずみな行動で相手の家族が不幸になることはしっかりと理解しておかなければいけません。

彼の家族に子供がいるような場合では慰謝料以外に養育費も請求されます。

生まれてくる子供にもお金がかかりますので、経済的な負担は覚悟しておく必要があります。

このように不倫によって妊娠した場合には多くのことを考えなければいけないし、さまざまな障害が待ち受けることになります。

もちろん悪いことばかりではなく、嬉しいことや喜びを感じることもあります。

ですから大切なことはあなたの考え方次第です。

過去を後悔しながら生きるのも、未来に希望を抱いて生きるのも自分で選択できます。

できることであれば、どんな事態に遭遇したとしても、前を向いて希望をもって歩んでください。

その姿勢にいつか幸福がもたらされるはずです。

-別れたくない・別れ回避