不倫関係に上司と部下がなりやすい理由と社内不倫の注意点

上司と部下というような仕事上の関係が不倫に発展する例は非常に多いのが現実です。
同じ職場で毎日のように顔を合わせ、みんなで何かを成し遂げようとすることが親しみという感情を起こさせます。

とくに好きなタイプではなかったとしても、次第に親近感が芽生え、やがて恋に変わることがよくあります。

ではなぜ上司と部下という関係が社内不倫に発展してしまうのか、そして社内不倫で守らなければいけないルールとは何かについてご紹介します。

職場での不倫は、なりやすい反面、非常に高いリスクが伴うことがあります。
そうしたことを十分に理解した上で恋を楽しんでください。

上司と部下の社内不倫になりやすい理由

毎日会っていると自然に好感が持てるようになる

心理学的な実験でも、毎日顔を合わせているといつの間にか好感という感情を抱くようになるという結果があります。

第一印象は最悪であっても、日々の中で次第に受け入れるようになり、何かのきっかけで恋に発展することは珍しいことではありません。

自分が好きなジャンルの音楽でなかったとしても、それを毎日のように聴いていれば、好きになって、気がついたら口ずさんでいたようなものです。
これは誰もが持っている心理的作用です。

仕事をしている姿がいつしか憧れに変わる

男性がバリバリ仕事をしている姿は素敵に映るのは当然のことです。
部下にテキパキと指示を出し、得意先とも良好な関係を築き、社内の評価も高く実績もある。
むしろ嫌いになる要素が見当たりません。

好きという感情は「相手を尊敬する」ことで芽生えます。
自分にはできないようなことをいとも簡単にこなしてしまうような姿を目の当たりにすれば、それは間違いなく尊敬に値するものです。

また、「好き」の反対は「嫌い」ではありません。好きの反対は無視です。
同じ職場で上司と部下として働く以上、無視することはできません。

仮に好きなタイプでなくても、それは単に表面上のことだけのことで、相手を深く知ることで思い込みは次第に消えていきます。

このようなことが次第に恋へと発展させていきます。
一目惚れと違って長い時間をかけて出来上がった恋ですので、そこにはしっかりとした土台が形成されていることも事実です。

仕事環境が距離を近づける

いっしょに仕事をしていれば、さまざまな場面に出くわします。
二人だけでの残業や外出、出張に出かけることだってあります。

残業では、普段はあまり話をしないような間柄であっても話をすることになります。
相手のことを知るきっかけにもなりますし、考えもしなかったことを知ることもあります。

仕事が終わってから食事を共にすることもあります。
お酒が入ることで急に距離が縮まったり、親近感を覚えることだってあります。

出張などでは移動も食事も泊まるホテルも同じということになりますから、自然に話す時間も長くなります。
そして一気に距離が縮まることになります。

こうした環境が何度も訪れるわけですから男女の関係に発展しても何の不思議もありません。

人間関係とは相手を正しく理解することです。
人間関係の悪化の原因は「思い込み」です。
相手のことを知らないのに、勝手にあの人はこういう人だと思い込むことにあります。

俗にいうコミュニケーション不足ですが、に人と人とを惹きつけるのもコミュニケーションです。

人は大勢の人がいるところでは本音で話すことをしませんが、二人だけになれば気を許して自分の本音を漏らす傾向にあります。

知らなかった一面を垣間見ることにによって、急激に距離が縮まるのです。
そこへ尊敬が加われば、間違いなく恋愛感情が芽生えます。

飲み会などのイベント

社内でのイベントも不倫に発展する要素です。
飲み会や社内旅行などはその最たるイベントです。

これまで仕事以外の話はあまりしてこなかった間柄であっても、お酒の力やリラックスした雰囲気のせいでいろいろな話をすることになります。

脳は相手の情報がないと表面の情報だけで思い込む性質があります。
しかもその判断はそれまでに蓄積された知識や経験によるものだけです。

ほとんどの場合、じっくり話をすると、それまでの思い込みがまったく違ってたということになります。
このギャップこそが魅力に転嫁するのです。

実は「魅力」＝「ギャップ」を意味します。魅力を感じるときとは、自分が思っていたものとは違った現実を見たときです。
魅力はそのまま恋に発展することもあります。そこに尊敬が加われば、ほとんど間違いなく恋になります。

社内イベントはそうしたきっかけを数多く提供する場面です。
社内不倫が多いことは、こうした心理作用の面から見ても納得できるものです。

社内不倫での注意点

同僚にバラしてはいけない

仲のいい同僚、同期入社の同僚など、友達に近い状態の人が社内にはいるはずです。
心を許せる仲だからといって、上司との不倫を話すことは絶対にしてはいけません。

まずは「嫉妬」というものがあります。
上司と部下との関係においては “評価” というものがあります。
自分がどのように評価されているか、ということをつねに気にするものです。

これは心理学的には「承認欲求」というもので、誰もが抱く感情のひとつです。
特別の関係にあれば、正当な評価が平等に行われるはずがないと思い込みます。
当然のようにあなたはその同僚から嫉妬されるようになってしまいます。

そしてもうひとつは「左遷」という由々しき事態です。会社は基本的には社内恋愛を良いとは思っていません。
他の社員に悪影響を及ぼす可能性があるからです。

ですから社内恋愛が発覚した時点でどちらかが左遷や移動という事態になることも考えられます。

それはあなただけの問題ではなく、彼にも迷惑がかかることになります。
いくら信用できる同僚であったとしても、いつ何時、ぽろっと話してしまうことがないとは言い切れないことを十分に理解しておく必要があります。

公私の区別を持つ

これは仕事に私情を持ち込んではいけない、ということです。
人間同士ですから喧嘩もするでしょうし、疑心暗鬼な状態になることもあります。

そうした感情を社内であからさまに出してはいけないということです。
そんな態度をとっていれば、不倫を社内に公表しているようなものです。

あなたも、そして彼も窮地に立たされるような事態に発展してしまいます。
もちろん人間ですからロボットのように公私の区別をきっちり線引きすることはできません。

まざまな場面で感情が優先されることも仕方ないことだと思いまが、それをできる限り平静を装うことが大切です。

ですから、そうした上司と部下との不倫の関係を継続していきたいのであれば、感情のコントロール法をある程度学ぶべきです。

まったく知識がない場合と、それなりにでも学んでいる場合とでは、結果的に大きな差となって現れます。
感情のコントロールを学ぶことは、人間関係のトラブルを避ける意味でも重宝します。

証拠は絶対に残さない

メールは確固たる証拠を残します。社内メールなどは絶対に使わないようにしましょう。
携帯メールやLineなども同じです。彼の奥さんにバレたりすれば、最悪の場合会社にもバレることに発展します。

社内不倫と普通の不倫との違いは、バレたときに仕事まで失う可能性があるということです。

これはもう死活問題となります。職を失えば収入が無くなりますし、次の再就職に影響することもあります。

彼だって立場や今後の昇進の道が閉ざされることにもなりかねません。
家族からも会社からも見放されることになってしまいます。

ですから連絡はできるだけ証拠が残らないようにするべきです。
できる限りメールではなく電話を使うようにし、履歴は消しておくことが最善です。

もちろん、連絡する時間帯や頻度にも気をつけておく必要があります。
急用であったとしても、そうしたルールが最優先されますので、あらかじめ自由に連絡できないことは覚悟しておく必要があります。

社内不倫は恋に移行しやすい環境があることは間違いありません。
しかし、その分リスクも相当に高いことを理解しておくべきです。

恋は苦しむものではなく、楽しむものです。
このような制約があったとしても、それをむしろ楽しいルールとして認識しておけばいいだけのことです。

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